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登山に向けたトレーニング方法

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登山のためのトレーニングの必要性

近年急激に登山人口が増えましたが、同じように遭難事故も多発しています。
仲間と一緒だから大丈夫だろうと油断していると、事故に巻き込まれる可能性がありますので、誰にでも遭難リスクがあることを認識しておきましょう。
遭難事故が起きやすいのは冬山のイメージがありますが、実は最も多いのは8月となっており、7月、5月と続きます。

夏山登山を計画しているのであれば、まずは自分の体力がどれくらいかを判断し、登山に向けたトレーニングをしておくようにしましょう。
筋力は使わなければ落ちてしまいますので、自分の体力を過信している可能性があります。
遭難事故はもちろん、怪我をしたりトラブルに巻き込まれないためにも、登山計画に合わせてトレーニングも組み入れてみてはいかがでしょうか。

登山に備えるトレーニング方法

登山のために鍛えておきたい部位は、太ももとお尻の筋肉になります。
3000m級の山を攻めるのであれば、ハムストリングスやヒップを強化しておくとよいでしょう。
登山に備えて筋力を維持、強化するためのトレーニング方法は、筋膜リリースでほぐし、ストレッチで伸ばし、トレーニングで鍛える、この3ステップが基本です。
自分の筋力の弱点を見極め、必要な箇所を強化するトレーニングを見つけることが大切です。

筋力アップに有効な、家で気軽にできるトレーニング、クライムビクスを紹介します。
外へ出掛けてトレーニングできない平日のライフスタイルに取り入れてみましょう。
登山するときの動きは、日常生活で歩くときよりゆっくりであることがほとんどです。
登山をイメージしながら、同じようにゆっくりと行うと負荷がかかりますので高い効果が期待できます。

ハムストリングスに効くトレーニングの方法を紹介します。
まず姿勢を正して立ち、上を腰において片足をワンステップ前に踏み出しましょう。
そしてゆっくりと腰を落としていく動作を、左右交互10回してみてください。

次に、腸腰筋に効くトレーニングです。
姿勢を正して真っ直ぐに立ち、片方の足の膝を曲げ2秒ほどかけて腰の高さまで上げたら、その足をまた2秒かけて下ろしていきます。
同様に反対の足も行って、左右10回ずつしてください。

トレーニング後は疲労回復に努めることがポイント

トレーニングは激しければ激しいほどよいというわけでもありません。
疲労が蓄積してしまうと、筋力アップどころか逆効果になってしまう恐れがあります。
トレーニングを行ったら、次の日に疲れを引きづらないようにすることがポイントです。
トレーニングをした2時間以内に糖質とタンパク質を摂れば、筋肉の復活が早いと言われていますので、サプリメントなどで応用するとよいでしょう。